こころとからだの健康づくり(12)

動き年齢を測ってみましょう

筋力があっても、加齢や運動不足で神経と筋肉のつながりが悪くなると、つまづきやすくなったり、転げたりと思うように動けなくなってきます。
物体の位置、形、大きさ、距離、動きなどを素早く正確に把握し、頭の中でイメージすることで、人は物などにぶつからないで歩くことができます。これを空間認識能力と言います。この空間認識能力が低くなると、日常生活で人や物にぶつかりやすくなります。空間認識能力を高め、維持するためには運動習慣が最も重要です。
生活の中でつまづきやすくなった、動きが鈍くなったと感じたら、神経と筋肉のつながりが悪くなってきているのかもしれません。また動き年齢が実年齢より高くなっているのかもしれません。
この動き年齢は転倒やスポーツ時のケガの予防、若々しい敏捷な動きを保つためにも重要です。筋肉と神経のつながりをチェックする「20秒開閉テスト」を行ってみてください。

20秒開閉テスト

<方法>
高さが約40センチ程度の回転しない椅子とストップウォッチを用意します。
椅子に浅く座り、両手で椅子を軽く握り両足を揃えます。スタートとともに、両足を30センチ開いて爪先をタッチさせ、元の位置に戻します。これを1回と数えて、できるだけ速く20秒間繰り返します。足は擦らないようにします。
<判定>
42回以上→動き年齢20歳代。40~41回→動き年齢30歳代。38~39回→動き年齢40歳代。35~37回→動き年齢50歳代。31~34回→動き年齢60歳代。28~30回→動き年齢70歳代。26~27回→動き年齢80歳代。25回以下→動き年齢90歳代。
加齢や運動不足で衰えやすい敏捷性は、筋肉と神経のつながりの状態によっても変わってきます。また空間認識能力にも関係してきます。
加齢とともに視覚機能(視力・視野)が低下し、脳機能の変化により、空間認識能力も低下しやすくなります。楽しみながらできる運動習慣を取り入れましょう。
*動き年齢は京都学園大学・木村みさか教授の研究資料参照

健康運動指導士 竹田 薫

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